アナグマの行く先で待ち受ける

先日から観察しているアナグマは、巣穴から出るといつも左下方向へ山を下っていく。その先にはすぐに集落がある。これまでにそこで何度かアナグマを見かけている。今日はその集落脇でアナグマが山からおりて来そうな場所で待つ。
予想はピタリと当たった。気付いた時にはアナグマは目の前に来ていた。僕から5mのところで立ち止まった。人間の臭いが強烈にするのだろう。そのうちに僕のほうを凝視し始めた。僕は全く動かずに立ったままの姿勢を保つ。アナグマは、僕が動かなければ僕を人間だと見分けられない。何か物体がそこにあると思っているだけのようだ。しかし、臭いには敏感だ。危なっかしい方へは行かず、方向を変えて歩き出した。20mほど歩いて廃屋の裏に座って毛繕いをした後、歩き出して僕の視界から消えた。日中に人目につくところにはめったに出ないから、集落には入らず山際を移動しながら餌を探しているのだろう。機会あれば次回さらに追ってみよう。

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