小春日和はクマ日和

今日はクマを撮影する予定はないのだが、クマのいそうな場所を双眼鏡で真剣に探している自分に気づく。昨日のクマの動向が気にかかる。
このところ小春日和の暖かく気持ちの良い日が続いている。毎年ちょうどこの時期にクマたちは冬眠から目覚めて活動を始める。
小春日和に誘われて人間が野山に出かけるようになるのと、クマが活動を始めるのとが同じ時期である。

11時ごろ、昨日の場所から500mほど奥にクマを見つけた。木に登って枝を折って枝先の何かを食べている。クマに近づいて撮影したいところだが、今日は別の動物を追っているので諦める。
夕方、撮影を終えて移動中に再度クマを見つけた。午前に見たところから約150m斜面を下った木に登っている。少し近づいてみる。
枝を折って引き寄せて食べている。枝の先っぽに実が付いていて、それを食べている。ケンポナシのようだ。昨年の晩秋に実ったものが冬を越した今も残っているのだ。ケンポナシは、果実が付いている果柄部分が太く肉厚になって甘くて美味しい。クマにとってもケンポナシの果柄部分が相当美味しいらしく、バクバクと食べている。

薄暗くなり始めた18時ごろ、クマは地上のブッシュ寝転んで時々枝を引き込み、寝床を作っているように見えたが、しばらくして立ち上がり歩き始めた。数本のスギの大木の後ろで動きは止まった。しかし、木の陰で姿はほとんど見えない。ここを寝床とするのだろうか?わからぬまま姿を見失ってしまった。



ツキノワグマ、ケンポナシを食べた後、ブッシュの中に寝転んでくつろぐ

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