オレンジカモシカと子カモシカが再会

子カモシカがいましたー!!
今朝、オレンジを見つけた時には、すでにその横に子カモシカがいた。岩場でオレンジと一緒にくつろいで座っている。行方不明になってから4日目にようやく出会うことができた。
オレンジは見当違いの方角を探しているのではないかと、昨日まで僕は思っていたのだが、やはり母親の判断は正しかった。

しばらくしてオレンジが立ち上がると、子カモシカは腹の下に頭を突っ込んで乳を飲み始めた。この時期、子カモシカは自分で植物を食べるようになっているので、母カモシカは長く授乳せずに、歩き出して早めに中断させるのだが、この時は長く授乳を続けていた。おそらくつい先ほど再会したばかりなのだろう。
オレンジと子カモシカは、採食しながらゆっくりと移動して行く。いつものように寄り添って離れずに林の中へと入って見えなくなった。


オレンジカモシカの子どもが行方不明

3日前からオレンジカモシカの子どもの姿が見えなくなった。その日の朝8時頃までは、オレンジと子カモシカは一緒にいて採食しながらゆっくりと移動していた。
その時、雄のカモシカがオレンジを見つけて急傾斜地を駆け下りて来た。雄カモシカは、オレンジのすぐそばまで来た後、すぐに別の方向へと去って行ったのだが、その時から子カモシカの姿が見えなくなった。
落石を引き起こしながら勢いよく駆けて来た雄カモシカにびっくりして、子カモシカはどこかに逃げて行ったのだろうか?オレンジが歩き出しても、子カモシカの姿はない。オレンジは50mほど登った林の中に入って見えなくなった。
夕方、300mほど離れたところを歩いているオレンジを見つけたが、子カモシカは連れていない。

3日後の今日も採食しているオレンジを見つけたが、やはり子カモシカはいない。雄カモシカが駆け下りて来た時の落石にあたってはいなかったか、角で突かれてはなかったかと心配になってくるが、その時の子カモシカの状況は僕からは全く見えていなかったので分からない。
1日も早くオレンジと子カモシカが出会えることを祈っている。


丘の上のアナグマハウス 5月16〜31日

巣穴に興味を持つのは、いつものようにタヌキとアナグマだ。アナグマは、巣穴に溜まった落ち葉や砂を外へと掻き出して、巣穴をいつでも使えるように手入れしている。一方、タヌキは自分では巣穴を掘らないので、アナグマが綺麗に手入れした巣穴の様子を見ては去って行く。
巣穴は、子育てやねぐらとしての利用など、必要な期間だけ利用する。そのうちにまたどちらかが居着くことになると思うが、アナグマが造った巣穴であっても、先に利用を始めたほうに権利が発生するのだろうか?

ネズミが子どもを連れて現れた。小さい子ネズミが、母ネズミに遅れまいと一生懸命駆けている姿が可愛らしい。
また、子どもを連れたイノシシも現れた。こちらは何か慌てた様子で足早に移動している様子だった。その間に、野犬2頭が近くをうろついているのがカメラに映っていて、イノシシの子どもを狙っているのではないかと思われた。
3日後に、同じ個体と思われるイノシシが現れた時には、子どもを連れていなかった。野犬にやられてしまったのかもしれない。

その他には、テンやカモシカ、ニホンジカが巣穴の近くを通過して行くのが見られた。