伊吹山のイヌワシ子育てダイジェスト2023 抱卵、悪天候に耐える

産卵から1ヶ月が経った。抱卵は順調に進んでいる。雪が少なく暖かい日が続いているが、時には雪の降ることもある。雌ワシは自分の体に降り積もる雪にも動じることなく、じっと耐えて抱卵を続けている。
また、雨が降り続いた時にも微動だにせず雨に打たれて抱卵をしていた。頭を下げて動かないので、大丈夫かとモニターを凝視した。5分以上経ってようやく頭を上げたのを見てホッとした。

雄ワシは1日に数回程度巣を訪れて、数分から1時間くらい雌ワシと抱卵を交代する。雌ワシはその間に巣から出て体を伸ばしフンをしてくつろいでいる。雄ワシが獲物を捕らえて運んできていればそれを食べる。抱卵中は基本的には獲物を巣へは持ち込まない。巣の周辺で受け渡す。
抱卵交代時の雌雄の動きや鳴き交わしなどの状況から、巣の外の様子を想像する。2羽で鳴き交わしている声が聞こえる時には獲物の受け渡しが行われているだろうとか、雌が巣から出た後1分ほどで戻って来た時には、飛びながらフンをし抱卵姿勢で強張った体をほぐして数回旋回して戻って来たのだろう、など真実はわからないことが多いのだが想像して楽しんでいる。

米原市と連携して「イヌワシ子育て応援プロジェクト」を立ち上げました。イヌワシを身近な存在として感じて取ってもらい、イヌワシの現状や伊吹山の素晴らしい自然環境について多くの方に知ってもらいたいと考えています。
一方で、イヌワシ目当てに多くのカメラマンが集まる伊吹山では、一部のカメラマンが巣に近づきすぎて親鳥が巣に戻れなくなったり、シカの死体を持ち込んで餌付けが行われるなど、違法行為やマナー違反が目につくようになっています。「無人リモートカメラ」の設置により巣の周辺を監視できることや、多くの人が見ていることで「見守り効果」が発揮され、撮影マナーの向上や違法行為から守る監視役として機能することを期待しています。

※お願い
イヌワシ子育てのライブ配信は、警戒心の強いイヌワシに影響を与えず、多くの方々にイヌワシを見てもらうための企画です。巣を探し回ったり撮影しようとして、巣に近づかないでください。人が巣に近づくと親鳥は巣から出てしまい、卵やヒナが死んでしまいます。

ライブ配信の日程は以下の通りです。
3月28日、米原市役所本庁舎3F市民交流スペースのモニターで配信開始
3月28日、伊吹山文化資料館で配信開始
4月1日、YouTubeで一般公開開始
URL:https://youtube.com/live/7GT1ToXBM64



「伊吹山のイヌワシ子育て生中継」公開のお知らせ



伊吹山のイヌワシ子育て生中継

4月1日から公開します。
ライブ映像を通して、イヌワシを身近な存在として感じ取ってもらい、イヌワシの現状や自然環境について考えるきっかけになってほしいと思っています。
イヌワシが警戒しないように、無人リモートカメラによるライブ映像です。普通には見ることのできない空の王者イヌワシの子育てをご覧ください。

伊吹山ではイヌワシの巣に近づいて撮影を試みるカメラマンが増えて、卵や雛が死亡する恐れが高まっています。
巣を探し回ったり近づいて撮影したり、絶対にしないでください!!
ライブカメラは、カメラマン対策として巣の周辺での人の動きも監視しています。イヌワシ保護のために巣の場所やカメラの配置は公開していません。

米原市と連携し、ライブ配信を通じて多くの市民と共に「イヌワシを見守る」体制づくりをしています。

注意事項
・イヌワシや希少種等の生息や繁殖の妨害となる情報(撮影ポイントや巣場所など)は書き込まないでください
・不適切と判断した書き込みは削除させていただきます
・録画等による二次利用は著作権の侵害にあたります

「伊吹山のイヌワシ子育て生中継」URL:https://youtube.com/live/7GT1ToXBM64

「伊吹山のイヌワシ子育て生中継」ダイジェスト2023 巣造りから産卵

一昨年からイヌワシの営巣が観察できるように、無人のリモートカメラをイヌワシに警戒されないように設置している。その後、繁殖期になって巣を訪れたイヌワシは、カメラにはまったく気づいていない。
昨年の様子は2022年1〜3月に書いたとおり、大雪のためにこの巣は使えなかった。その後の観察で、別の巣で繁殖し雛を巣立たせたことがわかった。
今年は雪が少ないが、1月には巣の上に雪が積もったままだった。イヌワシは時々巣にやって来て、積もった雪に胸を押し付けラッセルして除雪する姿が見られた。2月に入って暖かい日が続き、巣の上の雪も急速に溶け始めた頃、頻繁に巣材を運び始めた。5cmほどの積雪の上に巣材を積み上げている。
巣の雪は溶け、巣材は積み上がって産座も完成したのだが、2月下旬になっても産卵していない。2月初旬に産卵することが多いので、これ以上遅い産卵はないだろうと半ば諦めかけた2月27日、夕方遅くに雌ワシが巣にやって来た。夕方に巣を訪れることはあまりないので、もしやと思ってモニターを食い入るように見つめた。
30分ほど経って、雌ワシは卵を押し出すように体の収縮を繰り返し始めた。そのうちに巣の上に座るように姿勢を低くした。産卵が行われたようだ。しばらく呆然と立っていたが、やがて座って抱卵を開始した。
4日後の3月3日夕方に2卵目を産んだ。順調に進めば4月中旬に雛が孵化するだろう。
産卵から1ヶ月経った今も順調に抱卵を続けている。昨年からの計画通りイヌワシの子育ての様子を、公開の準備が出来次第youtubeでライブ配信します。

米原市と連携して「イヌワシ子育て応援プロジェクト」を立ち上げました。イヌワシを身近な存在として感じて取ってもらい、イヌワシの現状や伊吹山の素晴らしい自然環境について多くの方に知ってもらいたいと考えています。
一方で、イヌワシ目当てに多くのカメラマンが集まる伊吹山では、一部の悪質なカメラマンが巣に近づきすぎて親鳥が巣に戻れなくなったり、シカの死体を持ち込んで餌付けが行われるなど、違法行為やマナー違反が目につくようになっています。「無人リモートカメラ」の設置により巣の周辺を監視できることや、多くの人が見ていることで「見守り効果」が発揮され、撮影マナーの向上や違法行為から守る監視役として機能することを期待しています。

※お願い
イヌワシ子育てのライブ配信は、警戒心の強いイヌワシに影響を与えず、多くの方々にイヌワシを見てもらうための企画です。巣を探し回ったり撮影しようとして、巣に近づかないでください。人が巣に近づくと親鳥は巣から出てしまい、卵やヒナが死んでしまいます。

ライブ配信の日程は以下の通りです。
3月28日、米原市役所本庁舎3F市民交流スペースのモニターで配信開始
3月28日、伊吹山文化資料館で配信開始
4月1日、YouTubeで一般公開開始
URL:https://youtube.com/live/7GT1ToXBM64