山でオオコノハズクと出会った

クリクリとした大きな目でこちらを観察するオオコノハズク

山の木々の紅葉は終盤。ほとんどの木が紅葉の時期を終え、葉を落として冬支度ができている。この季節の山歩きは、落ち葉をふかふかと踏みしめて気持ちがいい。
僕の数メートル先から鳥が飛び立った。羽ばたきながら、しかし羽音を立てずに飛んでいる。オオコノハズクだ。フクロウの仲間は飛ぶ時にほとんど羽音を立てない羽の構造を持っている。

この時期になると、南へと移動するオオコノハズクが伊吹山周辺でしばらく滞在しているらしく、毎年山歩きの時に出会っている。昨日は飛び立ったオオコノハが近くの灌木の中に止まったので、ゆっくりと観察することができた。
小さな体は木のコブにしか見えない。大きなクリクリとした目で僕を見ていた。

細い灌木の地上近くに止まっている