Ostrich(ダチョウ)は子だくさん

Ostrichのペアが時折雛鳥を連れて歩いているのを見かける。背が高く大きな親鳥とは比べ物にならないほど小さな雛たちが、草陰から次々と出てくる。ヒナの数を数えてみると、なんと33羽もいるではないか。1羽の雌が33個も卵を産んだとは考えにくい。不思議に思って図鑑を調べると、Ostrichは一夫多妻で、3〜4羽の雌が同じ巣に卵を産んで1羽の雌が抱卵するらしい。それにしても33個もの卵を抱えきれるのかと謎は残る。

地上に座って抱卵中のOstrichを見つけて、時々通りがかりにこの巣を観察すると、たまに雌に変わって雄が抱卵していることがある。雌が採食する間雄が交代しているのだ。
立ち上がった時に、卵が少しだけ見えたが、200mほどの距離があるのと、地面を少し掘ったくぼみに産卵されているのとで詳細はわからない。他のペアでも二十数羽の雛を連れているのを見ているので、この巣にも2〜30個の卵があると思われる。
卵は2段重ねくらいになっているのだろうか?この抱卵の謎が解けるわけではないが、雛が孵化して歩き回り始めたら、何羽いるのか数えてみたいと思っている。

33羽の雛とOstrichの雄親

Caracal(カラカル)現わる

強い日差しを避けて、ほとんどの動物が日陰に入って休息している。そのような昼下がり、4頭のCheetah(チーター)が水場にやって来てひとしきり水を飲み、近くの木陰に寝転がって休息を始めた。
ふとCheetahと反対の方向へ目をやった時、木陰で何かが動いた。Caracalがそこに座っていた。長年アフリカへ通っているが、まだ一度もCaracalに出会ったことがなかった。同じネコ科のCheetahと比べるとかなり小さいが、飼いネコの2〜3倍の大きさがある。想像していた通り、飼いネコのような弱々しさを全く感じさせない逞しいネコだ。

CaracalはCheetahのほうを気にして見つめている。水場に水を飲みに行きたくて、Cheetahが立ち去るのを待っているのかもしれない。しかし、Cheetahは水場から離れる様子はない。時間が経つにつれ、太陽の傾きが少しずつ変化するので、日陰が移動するのに合わせてCaracalもじわじわと座り場所を変えている。
そのうちにCaracalは立ち上がり、木の根元に歩み寄って何かをくわえ上げた。黄色っぽい全身に長い尾を持ったMongooseのようだった。捕らえたこの獲物を近くに置いていたのだ。
Caracalは丘を駆け上って見えなくなった。

木陰で日差しを避けて休息するCaracal

野生動物は日陰で休息

真夏のKgalagadi Transfrontier parkは暑い。気温は40度を越えている。野生動物たちは、直射日光を避けて木陰に入っている。強烈な直射日光が当たる日向と木陰のコントラストは強く、木陰にいる野生動物はかなり見つけにくい。

哺乳類はもちろん、鳥類も木陰に集っている。猛禽類も直射日光を避けて木の中ほどに止まっていたり木の根元の地上にいたりと、これまで冬場に見ていたのとは違った行動をしている。

木陰で日差しを避けるPale Chanting Goshawk

Black Backed Jackalも木陰で休息

アフリカ入り

11日に南アフリカ入りし、Kgalagadi Transfrontier parkにやって来た。いつものことながら、飛行機の窓から見降ろすアフリカの大地は赤茶色かった。Upington空港でレンタカーを借りて、Kgalagadi Transfrontier Parkまで250kmほどのドライブだ。
ここは南半球なので、今は真夏だ。暑い。しかし、近年の日本も35度を越える暑さだから同じくらいかもしれない。湿度は日本よりも低い。

飛行機から見下ろした南アフリカの大地

翌日から公園内を車で走る。砂地でかなり走りにくい。空港で借りた2WD車では、砂が深くなると走れない。何度もスタックして、通りがかった人に車を押してもらって何とか脱出できたというような危ういこともあった。レンタカーで4WD車は少ないが、2WD車ではそのうちに身動きが取れなくなってしまうだろう。

いよいよKgalagadi Transfrontier Parkへ入って行く

半砂漠地帯を車で走る