伊吹山のイヌワシと野生動物2025年8月8日



今日は風が強く、気温が下がり肌寒かった。
猛暑が続いていたので、野生動物たちにとっても久しぶりに快適な1日となっただろう。
ツキノワグマも暑さに喘ぐことなく、快適に行動しているように見えた。

今日の一番の収穫は、イヌワシのねぐら入りが確認できたことだ。ねぐらの場所をピンポイントで地図上に記録できた。
ねぐらをピンポイントで確認できることは少なく、あの沢の中というふうな範囲でしか分からないことが多い。
また、暗くなってからねぐらへ飛び立つこともよくあるので、そんな時は飛び立ったことがかろうじてわかるのだが追跡ができない。

今日はかなりラッキー、カメラの感度を最大にして撮影までできた。ペアが同じところでねぐらをとった。

ねぐらの情報は少ないが、少しづつ蓄積してきている。今日のねぐらの近くだけでも何ヶ所もねぐらがある。それらお気に入りのねぐらを日替わりで利用しているようだ。
遠く離れた場所でねぐらをとっていることもあるので、広い行動圏の中にはかなりの数のねぐらがあるだろう。その中には一度きりしか使わなかったねぐらもあると思う。

朝イヌワシがねぐらから出ていくのを何度か観察したことがある。夜明けとともにねぐらを出ることもあれば、谷間に遅い朝日が当たり始めてようやく動き出すこともあった。
天候や風の状況、あとはイヌワシの気分次第なのかもしれない。