廃屋に現われる動物に変化あり

雪のまったくない新年が明けた。こんな年も珍しい。いつもならクリスマスの頃にどかっと積もって根雪となるのだが…
山は時々白くなるが、里にはまだ積雪がない。

廃屋に仕掛けた自動撮影カメラには、春からずっとニホンジカばかりが撮影されて、他の動物は出て来なくなっていた。それが11月に入ってニホンジカの出現が徐々に減り、タヌキやテンが出て来るようになった。
12月末には、シカはほとんど出なくなり、廃屋は4頭のタヌキの寝床となっている。この4頭のタヌキは、いずれも疥癬にかかっている。体の半分以上の毛が抜けてなくなっている。寒さで冬を乗り切れるだろうか?
数日前、廃屋から100mほどのところに1頭のタヌキの死体があった。この廃屋に出入りしていたタヌキだろう。寒さに耐えられず死んでしまったのか、クマタカなどの捕食者に襲われたのか?死体の大部分は食べられ、頭と背骨と皮だけが残っていた。



廃屋に居着いた4頭のタヌキ