アナグマは巣穴の整理、フクロウは高みの見物

6:50、アナグマの巣穴が見えるところに到着。アナグマの子どもがそろそろ巣穴から顔を出すのではと期待して待つ。
9:30、ようやく巣穴からアナグマが出てきた。一旦巣穴へ入った後、今度は後ろ向きにお尻から出てきた。巣穴から土や枯れ枝を掻き出している。これを何度も繰り返した後、9:40に巣穴から離れて、いつものように左手の尾根を越えて見えなくなった。これまでは巣穴へ枯れ枝や葉を掻き入れていたのだが、今日はなぜか掻き出してから去っていった。残念ながら子供が出てくることはなかった。
11:40、フクロウがこもった小声で鳴く。僕の頭上近くの木の上から声がしている。枝葉が混み合っていて姿を見つけられない。ゴロスケホッホと3回ほど鳴いた後、羽音のようなブヮーブヮーという低い小さな声を出していた。高みから僕を観察しているに違いない。
帰りに声のしていたあたりを真下から見ると、フクロウが木の枝から僕の動きを見下ろしていた。