「竜巻とともに去りぬ」Martial Eagle

午後になると竜巻がよく起こる。竜巻といっても小規模なもので竜巻と呼べるのかどうかわからないが、風が渦状になって砂や落ち葉などを巻き上げながら移動していく。渦の中は結構な上昇気流が起きている。この竜巻は数百m移動して突然消滅することが多い。川(水はなく乾いている)の砂を100m程の高さまで巻き上げ、丘の上で消滅すれば川砂は丘の上に撒かれることになる。また、丘の砂が川に撒かれることもあるだろう。こうして水がなくても川や丘にある砂は移動している。

Martial Eagleは飛び立つ時、竜巻をよく利用している。ある時、少し大きめの竜巻が起こり、我々の車を砂埃の中に巻き込んで通り過ぎて行った。Martialが止まっている木のほうへ移動している。Martialは、翼を伸ばし飛ぶ準備を始めている。この竜巻に乗るものと思い、ビデオカメラを回し始めた時、なぜかMartialが止まり向きを変えて竜巻に背を向けた。竜巻はMartialの止まり木の近くを通り過ぎたが、飛び立たない。その時、Martialの視線の先に別の竜巻があることに気づいた。慌てて撮影方向を切り替えた。
まもなくMartialは飛び立った。竜巻に突入し、旋回しながら急激に高度を稼いだ。竜巻はしばらくして丘の上で消滅したが、Martialはそのまま高度を上げ、小さな点となって青空に吸い込まれるように見えなくなった。

Martialは、明らかに竜巻を観察して、利用する竜巻を選んでいる。それは竜巻の移動方向や強さなのだろう。
竜巻を利用するのは高度を手早く稼ぐためだけなのだろうか?竜巻に突入して飛行する姿を見ていると、渦の中の上昇気流を利用して飛ぶのを楽しんでいるように見える。

竜巻に突入するMartial Eagle

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