繁殖が遅れているマーシャルイーグルの巣

巣の上に立っている雌親

日本のイヌワシよりも少し大きいマーシャルイーグル。獲物はスティーンボックやギニーフォール、1mほどもあるオオトカゲなどかなり大きな鳥獣や爬虫類などを捕食する。2年に1回くらいのペースで繁殖している。

ヒナの巣立ちは10月初め頃が多い。今回見つけた2巣のうちの1巣には巣立ち間近な雛がいた。別の1巣は繁殖の開始が何らかの理由で遅れたらしく、まだ雌親が巣に座っている。抱卵中なのか小さなヒナがいるのか、巣を見上げて見ているので中の様子は分からない。

3時間ほど経って、雄親が獲物を運んで来た。ほとんど骨だけになった鳥類の残骸だ。雄が去った後、雌親は獲物の肉片を引き裂いて給餌を始めた。ヒナの姿は全く見えないが、孵化後数日程度の小さなヒナがいるようだ。

その後も雌親は抱雛したり巣の上に立ったりを繰り返している。それから10日ほど経った今日は、ヒナが少し大きくなったのと暖かいので、親鳥は巣から離れた木に止まっていた。しかし、まだヒナの姿は見えない。