11月16日、快晴の空の下、バスの窓からは伊吹山の雄大な姿がくっきりと望めました。山上部の樹々はすでに葉を落とし、五合目より下には鮮やかな紅葉が広がっています。イヌワシとの出会いを期待しながら、参加者の皆さんの表情も晴れやかでした。
観察開始からおよそ1時間、背後のピーク上を飛行するアリーを発見。発見者の方が本日の「ファーストディスカバリー賞」となりました。アリーは尾根裏へ姿を消したものの、旋回する姿が時折チラリと見え、参加者からは歓声が上がりました。
しばらくして再びアリーが姿を現し、急降下と急上昇を繰り返す波状飛行を披露。その後、大きく旋回しながら再び尾根の裏へ消えていきました。今日は早い時間から何度も姿を見せてくれ、スタッフ一同もほっと一安心でした。
グッズ販売と新商品「フェリスブレンド」
今回も観察会会場にてイーグレットのグッズ販売を行い、多くの方に買っていただきました。
新商品の「イヌワシ珈琲・フェリスブレンド」は、長浜市の「ツカダ珈琲」さんがイヌワシの持つ雰囲気をブレンドで表現してくださった特別なコーヒーです。
『伊吹山麓の小冊子 ふもと』第19号の特集「スーおじさんと伊吹山の仲間たち」に登場するイヌワシ“フェリス号”にちなんだブレンドで、中深煎りの力強い味わいが特徴です。パッケージには塚田さんオリジナルのフェリスの版画が添えられています。
参加者からの素敵なプレゼント
愛知県から参加してくれた加藤優馬くんが、イヌワシの絵を描いて持ってきてくれました。野生動物が大好きで観察会にも積極的に参加してくれており、可愛らしさの中にも威厳が表現された素敵な作品でした。私のサインも入れさせてもらいました。
午後の観察と閉会
午後には、アリーが格好よく滑空する姿も観察できました。何度も姿を見せてくれたイヌワシに感謝。ジネンが見られなかったのは少し残念でした。
15時45分、名残惜しさを感じながら観察終了。
本日のファーストディスカバリー賞は、京都府から参加された塩田昌平さんでした。発見ありがとうございました。現地の人が演奏する映像付きで、アフリカンドラムを記念品としてお渡ししました。いつか観察会での演奏をお待ちしています。
また、今年最後の観察会ということで、年間パーフェクト参加賞を網代さん・眞島さん・南さんのお三方に贈呈しました。クルーガーとカラハリの国立公園マップです。
今年も多くの皆さまに参加いただき、楽しく充実した観察会を開催することができました。ありがとうございました。
11月18日には伊吹山に雪が降り、五合目以上で初冠雪となりました。
伊吹山ドライブウェイは11月末より冬季休眠に入ります。観察会は来年5月から再開予定です。多くの方々との出会いを楽しみにしています。